2014年06月27日

万葉集・巻五802の山上憶良の歌−

 瓜食(は)めば 子ども思ほゆ
  栗食めば まして偲(しぬ)はゆ
 いづくより 来りしものそ 眼交(まなかひ)に
  もとなかかりて 安眠(やすい)し寝(な)さぬ

 −瓜を食べると子供のことを思い出し
  栗を食べると「ああ、あの子の好物だ。食べさせてやりたい」などと
  もっともっと思い出してしまう。
  なぜこんなにも愛おしいのだろう。
  あの子の愛らしい面影はいったいどこから来たのだろう。
  「どうしているだろうか、泣いてはいないだろうか」
  気にかかって気になってゆっくりと眠ることもできない。−

 
タグ:万葉集
posted by ひよこ豆 at 21:42 | 和歌