2014年10月23日

山田作れば庵寝(いおね)する いつかこの田を刈り入れて
思ふ人と寝(にょ)うずらう 寝にくの枕や 寝にくの庵(いお)の枕や
 (閑吟集・176)

−山を切り拓いて田んぼを作って田植えをする。
 そうして季節が巡って稲穂が垂れると小さな小屋を作って泊まり込み
 せっせせっせと稲を刈る。
 頭を垂れてせっせせっせと稲穂を刈りながら
 頭を上げるとまだまだ続く黄金の実り。
 嗚呼。いつになれば全部刈り取って、愛しい愛しいあの人と寝られるやら…
 稲穂を渡る夜風を聞きながら独り眠る。
 なんて硬い硬い枕だ。なんて冷たい冷たい床なんだ。
タグ:閑吟集
posted by ひよこ豆 at 22:05 | 和歌