桃の和歌といえば万葉集に一首。
春の苑(その) 紅(くれない)にほふ 桃の花
下照る道に 出で立つ少女(おとめ) (万葉集)
西行法師の一首。
桃園の花にまがへる照鷽の
群れ立つ折りは 散る心地する (山家集下1400)
-桃園で遊ぶ沢山の照鷽のその美しい喉元はまるで風に揺れる花のよう
軽やかな羽音があたりに響いて群れが飛び立つと
それはまるで花が一斉に舞い散るようだ-
2015年03月12日
posted by ひよこ豆 at 21:22
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